人口2万人のA市において運動習慣の有無と総死亡数との関連に注目し、施策に反映させるために疫学調査を行うこととした.・・・

保健師第108回 午前問題50~52(2022年)


次の文章を読み50~52の問いに答えよ.

人口2万人のA市において運動習慣の有無と総死亡数との関連に注目し、施策に反映させるために疫学調査を行うこととした.特定健康診査の際に運動習慣に関する聞き取り調査を行った.運動習慣ありを「週2回以上、1回30分以上、1年以上、運動をしている者」と定義し、その5年間の死亡の有無を確認した.


50. この研究デザインはどれか.

  1. 横断研究
  2. 介入研究
  3. コホート研究
  4. 症例対照研究
  5. 生態学的研究

[正解] ※厚労省の発表後に更新予定


51. 調査を行った年度に特定健康診査を受診した住民は1万人であった.運動習慣の有無と5年間の死亡数について全員を追跡した調査結果を表に示す.

       死亡(人)  生存(人)
------------------------------------------------------------------------
運動 あり     200    2,800
   なし   600    6,400

運動習慣「なし」に対する運動習慣「あり」の累積死亡率比を求めよ。
ただし小数点以下第2位を四捨五入すること.

[正解] ※厚労省の発表後に更新予定


52. A市は全国と比較して、住民の平均年齢が高いと推測した.得られた死亡率を解釈する際に、年齢構成を考慮するために間接法による年齢調整を行うこととし、標準化死亡比<SMR>を求めることとした.その際に必要な情報はどれか.

  1. 基準集団の総人口
  2. 観察集団の総死亡数
  3. 基準集団の総死亡数
  4. 基準集団の年齢別人口
  5. 観察集団の年齢別死亡数

[正解] ※厚労省の発表後に更新予定


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